競歩という競技をご存知でしょうか?
その名の通り歩くのを競う競技なのですが、
地味なイメージがありますが見てみると凄いです。日本には競歩で東京五輪メダル目指す選手がいます。
その筆頭と言われるのが小野川稔選手。
今回は小野川稔のプロフィール・経歴や競歩の違反行為について取り上げていきます。
小野川稔(おのがわみのる)のプロフィール・経歴!
生年月日 197年6月21日
年齢:17歳
身長・体重:173cm/53kg
出身地:神奈川県
学歴:横浜市立大綱中学校→東京実業高等学校2年生(現在)
所属:大綱中学校陸上部長距離→東京実業陸上部競歩
小野川君は全国高校駅伝を見て「いつかあの場所で走りたい」と興味を持ち、中学生の時から陸上競技を開始します。中学生の頃は横浜の大綱中学校で長距離を担当。長距離当時の記録をネットで探してみたところ、第214回日本体育大学長距離競技会の男子1500mで4:49.41の記録で14着でした。ですので長距離時代はあまり結果が出ていないように思います。中学を卒業すると、東京実業高校の陸上部に進学。高校でも長距離に所属し、日々練習に励んでいましたが、競歩の児島大祐コーチに
競歩は足で地面を後ろに押す感覚をつかまないといけないが、その部分がほぼ完成していた。世界の舞台で戦える選手になれる
と小野川稔の競歩の才能を見出し、競歩競技に何度も誘いを受けていました。しかし、何度も断っています、本人も当時のことを
「競歩をするとは1ミリも考えていなかった」
と、振り返っています。
しかし、2020年の東京オリンピック開催が決まると、「金メダルを取るにはこれしかない」と高1の9月に大胆に種目変更。すると、それが成功して競歩歴一年で中国ユース五輪では金メダルを獲得!一気に「小野川稔」の名前が知られることになります!
いやぁ競技歴一年で五輪でメダルって…相当才能ないと取れないですよね。私が知ってる人では、武井壮が十種競技歴1年半でグランプリシリーズで優勝しましたが、小野川くんは金メダルですからね。しかも世界の選手が集う中です。凄いなぁ。2015年インターハイでも男子5000m競歩で見事優勝し、高校日本一にも輝きました。
ちなみに過去競歩に転向して成功した人があり、東海大の勝木隼人選手も長距離から競歩に移行し一年でインカレで優勝しました。そんな勝木選手もコーチは児島大祐。児島さんは人の才能を見抜くのが上手いんですね~。
そんな小野川稔君。目標とする選手に富士通の鈴木雄介選手をあげています。鈴木選手はアジア大会の銀メダリストで、20キロ競歩では1時間19分02秒という世界記録も持っていますからね。志は大きいでしょう。
オリンピックでは20キロの距離があるので、大学進学後は20キロに向けたトレーニングを開始するようです。進学先がどこか非常に気になりますね。鈴木さんと同じ順天堂かな。まぁもう11月なのでそろそろわかるでしょう。
競歩ではフォームも大事であり、いつも鏡の前でフォームを見ている小野川稔君。
競歩の魅力については、独特な歩きをしていると失格を出されるところが面白い
と話しています。競歩はシルエットも大事で、ただ単に早く歩けばいいって訳ではなく、規定の歩き方でないと違反をとられるんですね。
競歩は厳しい!違反行為ロス・オブ・コンタクトとベント・ニーとは!?
地面に足がついてからは、地面と垂直になるまで膝を曲げてはいけないというルールもあり、曲げてしまうと「ベント・ニー」という違反が取られます。3枚マークがとられると失格になってしまいます。

非常に奥が深い競技なんですよね。
なお小野川稔君は今までこれらの違反を試合でしたことがありません。その辺りも才能というか、器用なんですね。